臨床培養技能者養成コース

再生医療で活躍できる人材へ成長できる。
アドバンテックでは、FIRM(一般社団法人再生医療イノベーションフォーラム)の認定を受けた国内有数の教育機関として、細胞製品の製造企業における加工施設で活躍する、基本的な知識を身につけた技術者を養成する専門研修を実施しています。
FIRMとは
現在、再生医療に携わる約250社の企業が会員として登録しています。新たな再生医療社会へのコンセンサス形成に向け、産業界が主体となり、教育・研究機関、官公庁との相互協力のもと、産業化に向けた様々な課題解決や人々のQOL(quality of life)向上に取り組んでいる団体です。
臨床培養技能者養成制度の背景
一般社団法人日本再生医療学会(以下:JSRM)が進めているAMED事業(再生医療ナショナルコンソーシアム)における人材育成構想「臨床研究に必要な人材の育成」。
このうち「臨床培養技能者」について、JSRMの後援のもと、FIRMが主体となって細胞製品製造企業で活躍する人材に必要とされる知識や技能の教育を実施するための教育内容の策定や、当該教育を実施できる企業の認定を行うなど、教育制度の構築を行っています。
臨床培養技能者養成制度の試験的講習会の実施について
本制度の運用開始に先立ち、JSRM監修のもと、FIRMが作成した、細胞製品製造に携わる人材に必要とされる知識や技能の教育を実施するための骨子を定めた「臨床培養技能者養成のための基本的な事項に関する標準テキスト」に基づいた教育制度です。
研修プログラム概要
この様なニーズに対応しています
・再生医療の現場で成長し、活躍したい個人の方
・自社社員への研修(1名様でも受講いただけます)
研修内容
1日目
- 講義
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- 再生医療とは
- 細胞製品製造にあたる心構え
- 清浄度の管理とコンタミネーション
- CPC施設への入室の仕方(手洗いからガウニングまで)
- 清掃、消毒、除染、滅菌方法
- 実習
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- 培養室入室方法(手洗い、ガウニング)
- 細胞培養設備、機器、器具の説明と使用方法
2日目
- 講義
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- 培養機器、資材の名称と使用方法
- 安全キャビネット、クリーンベンチ、アイソレーター
- エアバリア(資材搬入、手を入れる速度)
- HEPAフィルターの特性
- 培養容器、試薬ボトルの蓋の管理
- 実習
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- コーティング作業
- 血清入培地の調製
- 接着細胞観察と培地交換
3日目
- 講義
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- 原材料の管理、培地の組成と保管
- 標準業務手順書(SOP)
- 工程管理
- 作業記録、逸脱記録の徹底
- 資材の出納記録(ロット、個数、在庫、廃棄)
- 実習
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- 細胞培養の準備(コーティング等)
- 接着細胞の継代
- トリパンブルー染色によるセルカウント
4日目
- 講義
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- 作業安全
- バイオセーフティーレベル(BSL)
- 毒劇物管理
- 危険試薬の廃液処理
- 実習
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- 接着細胞の凍結保存
- 凍結保護剤の使用
- 凍結保存容器の効果
5日目
- 講義
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- 品質とは
- 細胞製品の製造工程に使用するヒト・動物由来の細胞、材料の安全性確保
- 細胞製品の出荷
- 記録ミスの削除、訂正、追記のルール
- 実習
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- 細胞の解凍
- 凍結保護剤の毒性とその低減方法
研修要領
受講対象 | 無菌操作の経験があり、再生医療に関わる業務のスキルアップをお考えの方 (実施日については相談に応じます) |
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期間 | 通い5日間コース |
開催時間 | 原則9:00~17:00(休憩1h) |
受講費用 | 5日:20万円/人※税別 |
開催場所 |
東京研修センター 神戸研修センター |
お申し込みフォーム
以下の項目にご記入の上、最下部の[送信]ボタンを押してください。
お申し込み後、弊社より受講手続き完了のご連絡、および日程に関する確認のご連絡をさせていただきます。
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